ため池コウノトリプロジェクトセミナーに出席しました。
兵庫県加古川総合庁舎にて開催された「ため池コウノトリプロジェクトセミナー」に出席しました。
72名の方が参加されました。
初めに東播磨県民局地域振興室の竹谷室長より挨拶があり、つづいて地域振興室の長谷坂班長よりため池コウノトリプロジェクトの説明がされました。
ため池コウノトリプロジェクトでは「コウノトリを豊かな生態系のシンボルとして」位置づけ、①地域が主体となった生息の環境づくりと②人とコウノトリの共生を目指した地域づくりや地域活性化を総合的に推進することを目的に進められており、具体的には、ため池や水田の調査やワークショップ、魚道やビオトープの整備を始め、様々に取り組まれています。
続いて今年コウノトリが繁殖した株式会社関西広告社の坂上さんと高橋さんより、コウノトリをシンボルにした取り組みを紹介されました。
関西広告社さんでは、持続可能な未来を創造するために農作物づくりにも取り組まれおり、自然と対話をしてバランスをとった無農薬農法を紹介されました。
会の永瀬からは豊岡でのコウノトリ野生復帰の事例を紹介させていただき、大坂さんからはコウノトリ市民科学から見た東播磨のコウノトリの状況を報告しました。
市民科学の報告では、東播磨地域での飛来場所や採餌場所の季節変化や、全国からの飛来個体と軌跡を紹介し、次に傾向として全国から東播磨に集合したのちに、また飛来前の場所に舞い戻る傾向が見られていること、香川県との行き来も盛んに行われているという事を紹介しました。
このことから、瀬戸内海式気候がため池が生み出し、その地域間を広いエリアで行動している可能性があることも報告しました。
翌10月1日(日)には、東播磨地域に飛来しているコウノトリの観察を行い、観察されている方や地元の方たちと交流をさせていただきました。
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